東北町の「居酒屋れすとらんえび蔵」と、十和田市の「ｊ－ｐｉｚｚａ－ｂｒｏｓｓ（ジェイピザブロス）」が、小川原湖産の天然ウナギを具材に使用したピザを共同開発した。１３日から限定５０枚を両店舗で販売する。

　同町の特産品をＰＲするために新商品を考案していたえび蔵の蛯名正直店主が、ジェイピザブロスの中村真司店主に声を掛け、８月から試作を重ねてきた。

　新商品「天然鰻（うなぎ）ピザ」は１枚２８００円（税込み）。小川原湖で採れたニホンウナギのうち、うな重などでは提供できない小型のウナギを使用。上十三地域の特産品であるナガイモ、黒ニンニクを載せ、照り焼きソースと合わせた。

　蛯名店主は「天然ウナギは高級品で普段なかなか食べられる機会がない。少しでも気軽に味わってほしい」とアピール。地元食材を使ったピザを作りたいとの思いがあったという中村店主は「この地域には、食材も店も良いものがいっぱいある。ピザを通じて地域の魅力を発信していきたい」と意気込んだ。

　両店舗は今後も地域食材を使った、ご当地ピザの開発に取り組む予定。問い合わせは、ジェイピザブロス＝電話０１７６（２５）３０３３＝、えび蔵＝０９０（１４９５）８３７３＝へ。