Free吟醸酒「鳩正宗吟麗」優等2席/24年度青森県内清酒品評会

味や香りなどを審査する委員=6日、青森市
味や香りなどを審査する委員=6日、青森市

青森県酒造組合(稲本修明会長)は6日、青森市で本年度の清酒鑑評会を開き、最高賞の県知事賞(優等1席)に吟醸酒の部で西田酒造店(青森市)の「金冠喜久泉」、純米酒の部で同じく「田酒」を選んだ。県南地方の蔵元では、吟醸酒の部で鳩正宗(十和田市)の「鳩正宗吟麗」が優等2席に入った。

 昨年11月~今年2月に仕込み、夏場の貯蔵期間を経て熟成させた清酒が対象で、吟醸酒47点、純米酒44点が出品された。

 審査員は仙台国税局や県産業技術センター弘前工業研究所、県酒造組合の関係者らが務め、鼻に近づけたり、口に含んだりして味わいや香り、舌触りなどを確かめた。

 審査員長で弘前工業研究所の小倉亮主任研究員は取材に「猛暑によるコメの品質が心配されたが、高い技術力によって、きれいで華やかな酒に仕上がっている」と評価した。

 他の入賞は次の通り。
 ◇吟醸酒の部
▽優等3席=中村亀吉(黒石市)「玉垂」▽優等=桃川(おいらせ町)「桃川」、六花酒造(弘前市)「杜來」

 ◇純米酒の部
▽優等2席=六花酒造「杜來」▽優等3席=八戸酒類五戸工場(五戸町)「如空」▽優等=カネタ玉田酒造店(弘前市)「華一風」、鳩正宗「鳩正宗吟麗」、三浦酒造(弘前市)「豊盃」

 ◇県産米部門・県産技術センター理事長賞
▽吟醸酒の部=西田酒造「金冠喜久泉」▽純米酒の部=八戸酒類五戸工場「如空」

 
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