Free伝統の話芸に興味津々 白山台保育園で落語会/八戸

落語会を開いた桂弥っこさん(左)と笑福亭智丸さん
落語会を開いた桂弥っこさん(左)と笑福亭智丸さん

八戸市の白山台保育園(菊地敏典園長)で2日、落語家の桂弥っこさんと笑福亭智丸さんによる落語会が行われた。園児50人は伝統的な話芸の技法に触れ、笑顔で楽しんでいた。

 2人は日本独自の文化を知ってもらおうと、全国で落語会を開催。昨年には、同市長者の禅源寺で初めて行った。同寺と菊地園長が親交があった縁から、子どもたちにも体験してもらおうと同園での実施が決まったという。

 同日は2人が身ぶりや手ぶりで物語を進める落語の特徴を紹介。扇子や手ぬぐいを使って文字を書いたり、うどんを食べたりする姿を再現すると、子どもたちは興味津々の表情で眺めていた。

 さらに、智丸さんが「平林」、弥っこさんが「ん廻し」とそれぞれ落語を披露。子どもでも分かりやすく音の響きが特徴的な演目を選んだこともあり、子どもたちは大笑いしていた。髙橋結人ちゃん(5)は「落語は初めてだったけど面白かった。また見てみたい」と目を輝かせていた。

 智丸さんは「全部分かってくれなくても楽しいと思ってくれたらいい」、弥っこさんは「落語が面白いことを知ってほしい」と話していた。

 
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