Freeコーヒーで一息 癒やし空間これからも 南部町「たて方教室」20周年

コーヒーのたて方を実演する亀井純子さん
コーヒーのたて方を実演する亀井純子さん

NPO法人なんぶねっと(四戸泰明理事長)が南部町内で開催しているサロン「おいしいコーヒーたて方教室」が、初回開催から8月で20周年を迎え、26日に町内で記念セレモニーを開いた。教室参加者ら約30人が集まって節目の年を祝うとともに、コーヒーを楽しみながら30周年への教室継続を誓い合った。

 教室は、地域でコーヒーを飲みながら一息つける癒やしの場づくりを目的で、2004年8月に旧名川町社会福祉協議会主催で始まった。スタート当初から、ドトールコーヒーショップを運営するアサクラ(八戸市)の亀井純子さんが講師として協力。月1回ペースで開かれる教室には、毎回平均15~20人が集まる人気が続いている。

 セレモニーでは亀井さんが、「最初は知識や経験が足りず不安だったが、皆さんに育てていただいた。この教室があるからこそ、今の自分がある」と参加者に感謝の言葉を述べた。続いて、最高級のブルーマウンテンのたて方を指導。全員で豊かな香りを楽しんだ。

 四戸理事長は「町内から参加するリピーターの方、町外から参加する新規の方に支えられた。30周年を目指したい」と述べた。

 昨年から毎回参加している町福田あかねの圓子絢子さん(81)は、「毎月1回、仲間とコーヒーを飲んで楽しく会話し、元気になれる場所。とてもぜいたくな時間で、生活の張りになっている」と話した。

 
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