Freeリケジョの卵、瞳キラキラ 中高校生、六ケ所で企業見学

六ケ所エンジニアリングの工場でレーザー刻印の様子を観察する参加者
六ケ所エンジニアリングの工場でレーザー刻印の様子を観察する参加者

八戸工業大の女性教職員でつくる団体「HITリケジョLABO」(会長・鮎川恵理工学部教授)は17、18日の2日間、サマーキャンプと題して企業見学を行った。参加者はものづくりの現場などで働く女性の仕事や働き方を見たり聞いたりして、将来の職業選択の参考にした。

 18日は八戸市などから女子中高校生14人が参加した。この日、最初に訪問したのは六ケ所村の六ケ所エンジニアリング。同社は、青森労働局から仕事と家庭の両立を推進する企業を認定する「くるみん認定」を受けている。附田妙子社長は、女性社員が中心となって開発した器具を紹介。「女性が活躍する機会は増えている」と説明した。

 参加者は、工場で金属を削り出す大型の機械を見学した後、レーザーで金属に刻印する様子を目にした。女性社員から担当する業務内容や仕事のやりがいも聞いた。

 東京都から参加した高校2年の吉田りうさんは「将来の選択肢を広げたくて参加した。リケジョというくくりに関係なく、仕事で活躍している女性に会えてうれしかった」と感想を語った。

 一行は同村のジェイテックと日本原燃、八戸に合材工場がある前田道路の説明も受けた。17日夜にはリケジョの先輩たちの話を聞き交流した。

 
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