Free実まるまる、梨狩り時季到来 南部町の観光農園にぎわう

梨狩りに挑戦する園児=22日、南部町の蹴揚農園
梨狩りに挑戦する園児=22日、南部町の蹴揚農園

南部町の観光農園で梨狩りのシーズンを迎えた。今季は同町上名久井の蹴揚農園(蹴揚福男園主)で、9月末ごろまでの営業を予定している。同園によると、高温で生育は平年より1週間程度早いが、今月中旬の雨が味方し、玉伸び良く仕上がっているという。

 同園は1・5ヘクタールにナシなどを栽培。手がける日本ナシ約10品種のうち、さっぱりとした昔ながらの品種「八雲」や、酸味が少なく甘みの強い「愛甘水」が現在食べ頃を迎えている。

 蹴揚園主は「(7月まで)乾燥していたところに雨が降り、ナシにとっては良い方向に働いた。順調に育っている」と安心した様子。

 22日は同園でセレモニーが開かれ、同町のなんぶこども園(河門前一博園長)の年長児19人が来園。蹴揚園主らの助言を受け、梨狩りに挑戦した。園児は「大切に育ててくれてありがとう」「シャキシャキしていていくらでも食べられそう」と歓声を上げながら、もぎたてを味わった。

 園児は6月、町内でサクランボ狩りを体験したことから、佐藤彩芭(いろは)ちゃん(5)は「サクランボもナシもおいしくて好き」と笑顔を見せた。

 梨狩りは40分間で、料金が中学生以上800円、3歳~小学生400円、持ち帰りは別料金。時間は午前9時~午後5時。問い合わせは、ながわ農業観光案内所=電話0178(76)3020=へ。

 
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