青森県「農林水産力」強化本部は６日、県内で８日にかけて大気の状態が非常に不安定となり、大雨になるところがある見込みとして、臨時農業生産情報を出し、突風や落雷、ひょうへの対策を呼びかけた。

　▽水稲＝倒伏した場合はできるだけ早く株起こしを行う。

　▽リンゴ・特産果樹＝ひょうが降った園地で、健全果が少ない場合は樹勢調節のため被害果であっても残す。ブドウは折れた新梢（しんしょう）を切除して副梢の発生を促し、葉数の確保に努める。

　▽野菜・花卉（かき）＝降ひょう、浸水などで損傷した場合は病気のまん延を防ぐため、薬剤散布する。種子が流出したほ場は再度、種まきをする。

　▽畜産＝降雨後、飼料畑に停滞している水は速やかに配水し、浸水被害を受けた飼料は品質を見極め、十分注意して給与する。