Free素潜り実演、生ウニ販売盛況 久慈・北限の海女フェス

来場者に見守られて海に降りる海女たち=4日、久慈市
来場者に見守られて海に降りる海女たち=4日、久慈市

第32回北限の海女フェスティバル(フェス実行委主催)は4日、久慈市小袖漁港周辺で行われた。全国から訪れた観光客約1500人(主催者発表)が、素潜り実演の見学や海女との記念撮影などを楽しんだ。

 オープニングの餅まきでは、ウニやホヤ、花火などの景品が付いているとあって、来場者が懸命に手を伸ばした。海産物の即売コーナーでは、瓶入りウニが1本4千円で販売され、用意した300本が早々と完売した。

 素潜り実演では、かすりはんてん姿で潜った海女4人がウニを手に次々と浮上すると、見守った観光客から盛んな拍手が起こった。採れたてのウニは有料で振る舞われ、長蛇の列ができていた。

 八戸市内に住む祖母らとともに訪れた新潟県新発田市の佐藤真尋(まひろ)さん(10)は「海女さんが潜っているのを見て、自分も泳いでみたくなった。餅まきでは欲しかった花火が当たり、楽しかった」と喜んでいた。

 
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