二戸市の酒造会社「南部美人」（久慈浩介社長）とビールの製造・販売を手がける「ベアレン醸造所」（盛岡市、嶌田洋一社長）は、世界一の栄冠に輝いた岩手県産の日本酒とビールを組み合わせた「ベアレン＆南部美人　世界一受賞セット」を企画、発売した。５００セットの数量限定で販売する。

　ロンドンで開かれる世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」で、２０１７年に最高賞の称号「チャンピオン・サケ」を獲得した「南部美人　特別純米酒」と、２３年に開かれたドイツの国際ビールコンクール「ファイネスト・ビア・セレクション」で、国際ビール部門１位となった黒ビール「ベアレン　シュバルツ」をセットにした。

　特別純米酒は３００ミリリットル瓶と１８０ミリリットル缶の２種類を、シュバルツは３３０ミリリットル瓶を用意。ベアレン醸造所の「ベアレンビール　ザ・デイ　ＴＧピルスナー」３５０ミリリットル缶、小松製菓（二戸市）とベアレン醸造所、びはんコーポレーション（岩手県山田町）の３社のコラボレーションにより誕生したおつまみ系せんべい「Ｂａｒ（バー）ナンブ」も詰め合わせた。

　久慈社長と嶌田社長が１６日、県庁で達増拓也知事に発売を報告。久慈社長は「岩手から二つのお酒で世界一が出るのはすごいこと。こんな機会はないので、詰め合わせて商品を作ったら楽しいだろう―と考えた」と述べ、商品をＰＲした。

　希望小売価格は２９４８円（税込み）。盛岡市のパルクアベニュー・カワトクやらら・いわて盛岡店などで販売している。