Free介護の質向上へ最新機器見学 業務改善例も学ぶ 八戸でテクノロジー展
あおもり介護生産性向上相談センター(青田俊枝所長)は3日、八戸グランドホテルで「介護テクノロジー展&実践事例から学ぶ業務改善ミニセミナー」を開催した。参加者は、先進例や最新の介護ロボットなどに触れ、介護の質向上や働きやすい職場づくりに理解を深めた。
同センターは、介護現場の生産性向上を推進するため、青森県社会福祉協議会内に今年1月、開設された。介護現場の業務改善に関する相談に応じている。
テクノロジー展には24企業が出展し、利用者の見守りシステムを搭載したベッドや記録アプリ、介護用アシストスーツなどの最新機器を紹介。
ミニセミナーでは、同センターが生産性向上のモデル事業所として伴走支援した、県内の2事業所による業務改善の実践例を報告。特別養護老人ホームみろく苑(田子町)では、職員間の申し送りの基準やルールを見直し、アプリを導入することで負担軽減につなげた。「職員同士のコミュニケーションが増え、情報の重複も少なくなった」などの効果も報告した。
テクノロジー展はむつ、十和田など県内4市でも実施する。