Free7種の果実でクラフトビール 南部町発、ジュノハートなど使用

フルーツヴァイツェンをPRする(左から)なぎさなおこさん、田中綾乃さん、フルーツ娘の月舘柊葉さん=13日、南部町
フルーツヴァイツェンをPRする(左から)なぎさなおこさん、田中綾乃さん、フルーツ娘の月舘柊葉さん=13日、南部町

南部町と町新特産品開発プロジェクト実行委員会(田中綾乃委員長)は、町特産のサクランボ・ジュノハートなど果物7種類が入ったクラフトビール「青森南部フルーツヴァイツェン」を開発し、15日から町内酒店や八戸市の八食センター内などで販売する。町と実行委は昨年度から、「果樹の里・南部町」の認知度向上などを図る商品開発を進めており、今回が初の商品となる。

 フルーツヴァイツェンにはジュノハートのほか、ブドウ、プラム、ブルーベリー、リンゴ、モモ、ゼネラル・レクラークを使用。収穫期の合った果物は南部町産にした。

 八戸市の食育料理家・なぎさなおこさんが協力し、同市のカネク酒造南郷醸造所で製造。ピンク色の華やかな見た目と、飲むと果実のさわやかな香りが鼻に抜ける味わいに仕上げた。

 13日は町役場で会見を開き、工藤祐直町長が「北のフルーツ王国ならではのクラフトビールができた」とPR。町フルーツ娘の月舘柊葉(しずく)さんらと記念撮影した。なぎささんと田中委員長は「クラフトビールを楽しみながら、南部町特産の果物に興味を持ってほしい」「果物の配分に苦労したが色と香りをうまく引き出すことができた」と話した。

 フルーツヴァイツェンは330ミリリットル入りで、価格は880円(税込み)。八戸都市圏交流プラザ「8base(エイトベース)」などでも取り扱うほか、八戸市内の一部飲食店で提供。15日にバーデパークふくちで開かれる「南部夜市」でも販売する。町と実行委は今後、第2弾としてフルーツアイスクリームを開発する方針。

 取り扱い店舗は次の通り。
 ▽小売店=バーデパークふくち、チェリウス、田岩酒店、松尾商店、根市商店、小ケ口商店、藤田商店(以上南部町)なんぶ農援(渓流の駅おいらせ、十和田市)八食センター地酒本舗八戸酒屋(八戸市)8base(東京都)▽飲食店=鶏8、SHADOW BAR、わかの巣、がんこおやじ(以上八戸市)

 
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