Freeグッズ製作や販売 土偶「縄文くらら」広めよう 野辺地中でワークショップ

パソコン画面を見ながら、トヨカワ・チエさん(左)の話を聞く生徒たち
パソコン画面を見ながら、トヨカワ・チエさん(左)の話を聞く生徒たち

野辺地町で出土した国重要文化財の板状立脚土偶(愛称・縄文くらら)のPR活動に向けた、町立野辺地中美術部と町立歴史民俗資料館のワークショップが27日、始まった。生徒はイラストレーターのトヨカワ・チエさん(青森市)と共に縄文くららのグッズを製作し、販売体験に取り組む。

 若い感性を生かしたグッズ作りや情報発信を通して町と縄文くららに興味を持ってもらおうと、2019年度から実施している町教委の事業。

 この日は、歴史民俗資料館の山崎杏由さんとトヨカワさんが野辺地中を訪問し、活動内容を説明した。本年度は、のぼり旗2種類やテーブルクロスなどを作る。のぼりについて、トヨカワさんは「元気でにぎやかなイメージで作ってもらえたら」とアドバイスしていた。

 生徒は7月開催予定の次回までにアイデアをまとめる。9月にはグッズを完成させ、11月に販売体験を実施する。美術部の大川彩麗(さら)部長(3年)は「いろんな人に町やくららのことを知ってもらえるように活動したい」とにっこり。

 外ケ浜町立蟹田中の縄文グッズ作りにも携わっているというトヨカワさんは「いつか中学生が交流して縄文フェスのようなことができたら」と話していた。

 
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