Free【奥入瀬渓流に異変】写真で比較 過去と現在の景観変化

四季を通じて唯一無二の渓谷美が楽しめる奥入瀬渓流だが、近年は川底への土砂の滞留や流れの変化などにより、景観に影響が生じている。「八甲田・十和田を愛する会」の久末正明代表が撮影した過去と現在の写真を比較しても、変異は明らかだ。

 十和田湖から放水している渓流は季節によって水量の調整が異なるものの、同じ時期で見ても川幅が違ってきている。水流に覆われていた岩が頭を出すようになった所も見られる。

 砂場や岩肌が現れたことで、本来立ち入ることができないエリアに観光客らが足を踏み入れるケースも確認されるなど新たな問題も招いている。
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渓流の上流域にある写真撮影の人気スポット。2011年11月撮影時(右)と比べ、23年10月撮影時(左)は水量や流れが変化。岩場が露出し、観光客らが足を踏み入れるケースが見られるようになった


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上流の流れの変化に伴い、水の勢いが変化したポイント。2010年6月撮影時(右)と23年9月撮影時(左)で大きく異なり、水中にあった岩が露出するようになった


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冬場の「(通称)裸渡り橋」付近。2018年11月撮影時(右)と22年11月撮影時(左)では、流れの幅が大きく異なるのが確認できる


 
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