Free【動画付き】暑さ負けず潮騒路疾走 八戸うみねこマラソン
「走るあなたが主役です」をスローガンに、第43回八戸うみねこマラソン全国大会(デーリー東北新聞社、一般財団法人青森陸上競技協会、八戸市陸上競技協会主催)が19日、同市新湊3丁目の館鼻岸壁特設会場を発着点に行われた。距離、年代、性別で分かれた計23部門に北海道から沖縄県までの32都道府県から4563人がエントリー。この日は気温がぐんぐん上昇し、八戸は正午過ぎに今年最高となる28・5度を観測する中、ランナーは暑さに負けず潮騒路を疾走した。
開会式では、デーリー東北新聞社の広瀬知明社長が「当社にとって一番歴史のあるスポーツイベント。皆さんがそれぞれの目標を達成してゴールすることを祈念する」とあいさつ。来賓の熊谷雄一市長が「日頃の練習の成果をいかんなく発揮してほしい」とエールを送った。
選手を代表し、今大会から導入された「メディカルランナー」に登録した八戸赤十字病院の医師佐藤一範さん(47)が「スタッフやボランティアへの感謝の気持ちを忘れずに、大会を笑顔で駆け抜けます」と力強く宣誓した。
東北の太平洋岸4県を結ぶ遊歩道「みちのく潮風トレイル」の全線開通5年となる節目を記念し、ゼッケンの下1桁が「5」となった人を対象に、抽選で特別賞を進呈した。
八戸地域は高気圧に覆われた影響で気温が上昇し、朝方から20度を超える暑さとなった。マラソンには厳しい環境となったが、参加者は海岸線の爽やかな風を力に変えながら、懸命に走っていた。