Free【うみねこマラソン】医療従事者も共に走る 救護に協力、赤いシール目印
19日号砲の「第43回八戸うみねこマラソン全国大会」では、急病人が発生した際にボランティアで救護に協力する「メディカルランナー」に医療従事者ら82人が登録している。ランナーは赤いシールを身に付けて走り、有事の際には心強い存在だ。大会当日は夏日となる予報で、熱中症などの危険も高まる。登録者は「水分補給を心がけ、無理せず大会を楽しんで」と呼びかける。
メディカルランナーは大会参加者のうち、医師や看護師、救命救急士などの有資格者を対象に募集。主に市内外の医療従事者らが名を連ねた。
八戸市立市民病院の箕輪啓太さん(40)、佐々木雄作さん(32)、長沖雄介さん(30)、野坂侑矢さん(27)はいずれも救命救急センターの医師で、メディカルランナーを兼ねて男子ハーフに出場する。
それぞれが体力維持などを目的に日頃からランニングを楽しんでおり、2年連続出場の箕輪さんは「大会出場がモチベーションになる。去年の記録を超えたい」と意気込む。
大会には万全の体調で臨むことが肝心。4人は大会出場に当たって「前日によく眠る」「朝食をちゃんと食べる」ことを推奨した上で、レース中も小まめな水分補給が必要と強調。「過剰に頑張り過ぎない」ことも重要だという。
県内のマラソン大会に複数回挑戦しているという長沖さんは「体調が悪そうだと思ったら、積極的に声をかけていきたい。参加者も気軽に話しかけてほしいし、会場内の救護スタッフにも相談して」と話している。