Free鮮やかな紫、そよ風に揺れて 一戸の名所「藤島のフジ」にぎわう
一戸町小鳥谷の国指定天然記念物「藤島のフジ」が見頃を迎えつつある。11日は町内外から多くの人が訪れ、樹齢数百年の大木や藤棚から垂れ下がるように咲いた紫の花々に、じっくりと見入っていた。
藤島のフジは、IGRいわて銀河鉄道小鳥谷駅から約600メートル南にある。樹高約20メートルで、日本一大きい藤として知られる。小鳥谷地区センターの担当者によると、開花は例年より早く進んでおり、来週後半ごろまでが見頃だという。
この日は週末とあって家族連れらが続々と来場。ビューポイントとされる場所で、色鮮やかに咲いた花をカメラで撮影したり、甘い香りを嗅いだりしながら満喫した。
岩手県矢巾町から訪れた会社員齊藤まなみさん(44)は「初めて見たが、こんなに木が大きいと思わなかった。花が上まで広がっていて迫力がある」と感激していた。