混雑緩和に協力を―。サッカーＪ３のヴァンラーレ八戸が、１７日に八戸市プライフーズスタジアムで開催されるＹＢＣルヴァン・カップの鹿島アントラーズ（Ｊ１）戦に向け、できる限りシャトルバスや公共交通機関を利用し、自家用車の場合は大人数で乗り合うよう、来場者に呼び掛けている。時間に余裕を持って会場へ向かうことで、交通量のピークをなだらかにすることへの協力も求める。

ルヴァン杯ファーストラウンド２回戦でＪ１チームを迎える一戦は、約５千枚の前売り券が既に完売。当日券の販売は行わず、シーズンパスでの入場はできない。

クラブは常設駐車場が満杯になる事態に備え、▽同市市川町下大川端１２０の駐車場▽願成寺▽丸光水産・水産加工団地工場▽市川中▽多賀小▽竹内組（青森定期自動車八戸支店の隣）―の６カ所を臨時駐車場として確保した。

計７カ所で約２１５０台を収容できるが、場所によっては徒歩約３０分を要する。周辺の道路が混み合うことも予想される。

八戸スポーツコミッションは少しでも交通量を抑えるため、通常１、２台の無料シャトルバスを往路だけで９台５便（各台定員・最大５３人）に増便。復路も同じ台数を用意した。

ヴァンラーレ広報の野辺地航平さんは「１人でも多くの人に試合を見てもらうため、シャトルバスの利用や大人数での乗り合いをお願いしたい」と訴える。

スタジアム周辺の出店は午後３時から開店する。「早めに来場してもグルメを楽しめる。早い時間帯での来場に協力していただき、試合前から会場を盛り上げてほしい」と強調した。

当日の開場時間は一般が午後４時半。