Free「工」と「農」の連携強化 八工大と三農恵拓高が協定
八戸工業大(坂本禎智学長)と青森県立三本木農業恵拓高(中村豊校長)は28日、教育や研究に関する連携協定を締結した。両校の専門性を生かして相互に協力することで、地域を支える人材の育成に向けた取り組みなどを強化する。
協定は、学生・生徒の教育と研究に関する事業、教員の資質向上などに関して連携する内容。両校はこれまでも、高校生を大学側の実験室に招いて授業を行うなどの協力関係を築いている。今回の締結で、より組織的に取り組みを広げることが可能になるという。
高大連携は、八戸工業大にとって3校目、三農恵拓高にとっては2校目。
この日、同大メディアセンターで開かれた締結式では、中村校長が「地域の農業、産業に貢献する人材を育成しようと取り組んできた。協定により、生徒が幅広い知識と深い専門性を身に付けられることを期待している」とあいさつ。
同大の金子賢治学長補佐は「地域の産業に貢献する目的は一致している。さまざまな分野で地域の産業のために協力していきたい」と述べた。この後、両者は協定書を交わした。