三沢駅近くの三沢市古間木山で建設が進められてきた多世代型地域交流施設「サードプレイスミサワ」が完成し、１８日から順次利用が始まる。高齢者デイサービスのほか、カフェやバー、イベントスペースを完備。カフェでは障害のある人が接客を担当するなど、若者から高齢者まで、障害の有無に関係なく人が集う“ボーダーレス”な拠点を目指す。

　星野リゾート青森屋を運営する同市の「三沢奥入瀬観光開発」が建設。木造平屋で延べ床面積は約３３０平方メートルで、主な運営は八戸市の池田介護研究所（池田右文社長）が担う。

　デイサービスとイベントスペース、カフェは仕切りのない設計で、イベントスペースはオンラインによるヨガ教室や子どもの遊び場として一般利用が可能だ。

　４月１５日にオープン予定のカフェでは軽食を提供。障害者就労継続支援Ａ型を運営する「日々木の森」（十和田市）の利用者が配膳などを担当し、障害者雇用と地域交流の両立を目指す。夜はバーとして営業し、音楽やアルコールも楽しめる。

　池田社長は「国籍も関係なく、誰でも集える居場所。多くの人に気軽に利用してほしい」と呼びかける。

　１６、１７日はオープニングイベントを行う。問い合わせは、サードプレイスミサワ＝電話０９０（７００９）８３５２＝へ。