ホームの試合が大雪でピンチに―。サッカーＪ３のヴァンラーレ八戸は９、１０日に、八戸市のプライフーズスタジアムを除雪する雪かきボランティアを募集している。５日現在、天然芝球技場の積雪は１５センチほど。除雪機も入れて急ピッチで作業を進めているが、スタンドや芝生席までは手が回らない状況だ。１３日の試合開催に支障が出かねず、有志の協力を求めている。

　ヴァンラーレは、１３日にＹＢＣルヴァンカップでツエーゲン金沢、１７日にリーグ戦でカターレ富山をそれぞれ本拠地で迎え撃つ。富山との試合は今季のホーム開幕戦となる。

　ただ、２月下旬の記録的大雪などで除雪が追い付いていない。４、５日には八戸学院野辺地西高サッカー部が除雪活動に協力した。

　ボランティアはスタンド、芝生席を中心に雪かきをする予定。参加人数を把握するため、ヴァンラーレのホームページから事前申し込みが必要。活動時間は９、１０の両日とも、午前１０時～正午と午後１～３時。除雪用具は各自持参する。

　ヴァンラーレ広報担当の野辺地航平さんは、途中からの参加、帰宅も可能―とした上で、「何とか両チームの選手が良い環境で試合ができるようにしたい。ぜひとも協力をお願いします」と呼びかけている。