八戸市の八食センターで１７日、多彩な鍋料理を味わえるイベント「八食鍋フェス２０２４」が始まった。屋外の特設会場では、八戸えんぶりに参加する組の実演会も行われ、多くの来場者が温かい鍋とえんぶりの魅力を堪能した。１８日まで。

　昨年に続いて２度目の開催。地元の特産品を使った鍋料理にスポットを当て、地域の食文化を活性化させるのが狙い。八戸えんぶりに合わせて訪れた観光客に、地場産品をＰＲすることも目的としている。

　東側駐車場に会場を設け、飲食スペースも用意。青森、岩手両県の飲食店・団体がブースを構え、八戸せんべい汁やタラのじゃっぱ汁、あんこう鍋、創作鍋などを提供している。隣接するエリアではえんぶりが披露され、来場者が鍋料理を味わいながら鑑賞した。

　八食事務局販売促進課の髙田浩平課長は取材に「コロナ禍の制限がない中で、初日から多くの人においしい鍋とえんぶりを楽しんでもらえた。八食での買い物と一緒に、地域の素晴らしさも知ってもらえれば」と来場を呼びかけている。

　１８日は午前１０時～午後３時の開催で、２０店舗・団体が出店。えんぶり組は３組が登場する。えんぶり実演会は２０日まで行われる。