Free外国人従業員に自転車用ヘルメット配布/北日本造船
八戸市の北日本造船(磯谷実代表)が14日、全外国人従業員に対し、140個の自転車用ヘルメットを支給した。日常の移動手段に自転車を利用する機会が多い外国人の着用を推進するのが狙い。市くらし交通安全課によると、青森県内でも先進的な取り組みという。同社は「外国人を多く受け入れる企業が率先して取り入れることで今後、ほかの企業にも波及していけば」と期待を込める。
同社には、技能実習生や特定技能の在留資格などで働くインドネシア人と中国人が約140人在籍。自転車利用のヘルメット着用が努力義務となったことも踏まえ、外国人を多く雇用する同社に対し、市などが協力を依頼して支給に至った。
同社で授与式が行われ、髙橋信行総務部長が、外国人従業員の代表者7人にヘルメットを手渡した。受け取ったハルド・セティアルトさん(30)は「本当にありがたい。自転車に乗るときには必ずヘルメットをかぶりたい」と話した。
髙橋部長は「仕事では安全を非常に意識してきたが、今後は通勤やプライベートの際にヘルメットをかぶってもらうことで、より彼らの安全が守れるのではないかと思う」と強調した。