Free八戸市美に“新世界”現る 「藤井フミヤ展」20日開幕

藤井フミヤさんの画家としての活動を、100点超の多彩な作品を通して紹介する絵画展「藤井フミヤ展 Fumiyart2024」。東北初開催とあって、八戸市外からの来館にも期待が寄せられる=18日、八戸市美術館
藤井フミヤさんの画家としての活動を、100点超の多彩な作品を通して紹介する絵画展「藤井フミヤ展 Fumiyart2024」。東北初開催とあって、八戸市外からの来館にも期待が寄せられる=18日、八戸市美術館

ミュージシャンとして長年にわたり活躍している藤井フミヤさんの画家としての活動を紹介する絵画展「藤井フミヤ展 Fumiyart2024」(デーリー東北新聞社主催)が20日、八戸市美術館で始まる。「多様な想像新世界」をテーマに、独自の感性で捉えた女性像を中心とした100点超を展示。藤井さんの作品を間近で鑑賞できる貴重な機会となる。

 藤井さんは、ロックバンド「チェッカーズ」のボーカルとして1983年にデビューし、現在はソロやユニットで音楽活動を続けている。一方、画家としては93年にCGアートの個展を初開催した後、10年にわたって国内外で精力的に作品を発表。2019年に再び活動を本格化させ、東京、大阪、福岡など全国で個展を開いている。

 会場にはスタイリッシュなCGアートから、緻密に描かれた水彩画やボールペン画まで、アナログとデジタルの両手法で創(つく)り上げた多彩な作品が並ぶ。初公開となる最新作4点もあり、藤井さんのアート表現の“現在地”を堪能できる内容となっている。

 藤井さんが東北地方以北で展覧会を行うのは今回が初めて。同館の松倉寛幸企画運営グループリーダーは「(作品が)いろいろな技法で描かれているので見応えがあり、飽きがこない展覧会になっていると思う。八戸市外からも足を運んでほしい」と、ファンにとどまらない幅広い層の来館に期待を寄せた。

 展覧会は3月25日まで。初日の1月20日には、特別企画として藤井さんと東京藝術大の日比野克彦学長によるトークイベントを開催する(申し込み受け付けは終了)。

 チケットは一般当日1500円(前売り1200円)、高校・大学生当日900円(同700円)、中学生以下無料。時間は午前10時~午後7時(入場は同6時半まで)。火曜休館。

 
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