Free「二ツ森貝塚」をパクッと 見た目そっくりの洋菓子誕生/七戸
七戸町の洋菓子店「天間屋」は12日、同町の世界遺産「二ツ森貝塚」をイメージしたブラウニー「二ツ森貝塚の記憶」を発売する。生地に混ぜ込んだ複数のナッツ類を、地層に埋まった貝類に見立てた。オーナーパティシエの天間拓志さん(43)は「貝塚に興味を持つ間口としての役割を果たせれば光栄」と話す。
青森県の「世界遺産を守る人づくり実証事業」の一環で、同貝塚ボランティアガイドの会(山本泰二会長)が監修。ガイドの会はこれまでも地元の菓子店などと連携し、土産品の開発を行っている。
貝層から着想を得たというブラウニーは、生地の中に複数のナッツ類を混ぜ込み、土中に堆積した貝殻を表現。滑らかな口溶けとナッツのざくざくとした食感が楽しめる。クルミやエゴマなど縄文時代から食べられている食材も使用した。
11日、天間さんと山本会長が町役場に小又勉町長を訪ね、商品をお披露目した。試食した小又町長は「貝層をイメージしているのがいい。味も最高」と太鼓判。山本会長は「名前にもあるように、昔に思いをはせながら楽しんでほしい」とアピールした。
価格は千円(税込み、3個入り)。天間屋、二ツ森貝塚館で取り扱う。