Free満員の会場で稽古の成果披露 うみねこ演劇塾発表会/八戸
第11回うみねこ演劇塾発表会が6日、八戸市公民館で開かれた。60歳以上のシニア塾、小中高生によるジュニア塾の総勢26人が、満員となった会場で稽古の成果を存分に発揮。客席で演じる演出も盛り込み、会場一体となって楽しい舞台を届けた。
演劇塾は市公民館指定管理者のアート&コミュニティが主催。受講者を募って約3カ月の稽古の後、発表会を行っている。
シニア塾は、オムニバス舞台「ぱ~ぽぱ~ぽぱっぽっぽ~2」を発表。「サルどカニの話(南部昔コバージョンの「サルカニ合戦」)」や「殿様どそばはっと」など四つの話を南部弁で披露し、会場を笑いの渦に巻き込んだ。
ジュニア塾は、ミュージカル「ウーと仲間たち 冒険への旅立ち」を上演した。餌を求めて蕪島から六ケ所沖へ遠出しようとするウミネコ軍団と、ウミネコを狙うノラネコ軍団との物語。コミカルなシーンからシリアスなシーンまで、表現力豊かに演じ切った。
舞台に立った市立白山台小5年立花月和さん(10)は「踊ったり、演技したり、練習の成果を出せて楽しかった」と笑顔。鮫小5年市川京歌さん(11)は「ダンスを間違えてしまったので、来年も参加して精いっぱいのダンスを観客に届けたい」と話した。