Free出番待つ迫力の「辰」 御前神社に大絵馬奉納/八戸
八戸市小中野8丁目の御前神社(浪打磐根宮司)で26日、来年の干支(えと)「辰」を描いた大絵馬が奉納された。描かれた力強い竜は今か今かと、干支の交代を待ちわびている。
同神社では2001年から干支の大絵馬を制作。今回は、同市のアートディレクター遠瀬博さん(75)が約2週間かけて完成させた。サイズは縦2・4メートル、横3・6メートル。中国の皇帝のみが使用できるという5本の爪を持つ竜をモチーフに、顔のシルエットやうねる胴体や尾などを多元的に描いたという。
同日は神社で奉告祭が行われた。遠瀬さんは「コロナ禍が明けたが、社会がどういうわけか、きな臭い。来年は竜のように上り調子になってほしいと願いを込めた」と笑顔を見せた。
大絵馬は31日に現在の「卯」から掛け替えられる。