Freeカナエルはちのへ最優秀賞 日本地域情報コンテンツ大賞の地方創生部門
デーリー東北新聞社が八戸圏域の中高生を対象に配布する職業教育支援誌「カナエルはちのへ」が28日、優れた地域密着型メディアを表彰する「日本地域情報コンテンツ大賞」(日本地域情報振興協会主催)の地方創生部門(民間)で、最優秀賞に選ばれた。若者のキャリア形成や地元企業の人材確保に寄与している点などが評価された。 同賞は各メディアの活動や価値を周知し、地域の魅力の再発見や地方創生につなげるのが目的。今回は企業や自治体が発行する情報誌や動画など全国の509媒体が全11部門にエントリーした。
同誌が受賞したのは「内閣府地方創生推進事務局長賞」。同事務局の市川篤志事務局長は「若者と企業をつなぐ一冊。地元企業の良さや若手社員の頑張りを分かりやすく発信している」とたたえた。また、デザインの質の高さなども評価され、ライフスタイル部門の優秀賞にも輝いた。
28日は東京・上野で授賞式が行われた。内閣府の担当者らから表彰状を受け取った本社ソリューション営業部の石橋優さんは「中高生が将来を考えるヒントになればと思って製作している。八戸周辺には独自の取り組みを行っている企業が多い。そういった企業の応援もしていきたい」と意欲を語った。
同誌は2019年2月の創刊で、地元企業の若手社員のインタビューを中心に構成。八戸圏域に事業所を置く企業や団体の協賛を得て年2回発行している。