Free【みちのく生き物観察記】二ホンミツバチ
ニホンミツバチは日本に古くから自生する在来種の蜜蜂。ヨーロッパ原産のセイヨウミツバチより一回り小さい体長1㌢ほどで、色も少し黒っぽい。
比較的おとなしい性格とされるこの蜂の巣には、時折スズメバチも入り込む。その際、ニホンミツバチはチームワークで撃退する。まず、スズメバチの周りを囲んでけん制。敵が攻撃してきたら一斉に包み込む。そして体を震わせて体温を上げ、5分ほどでスズメバチを熱殺するという。その後は巣の外へ運び出して外へ落とす。実に見事な連携プレーだ。
ニホンミツバチは、冬には巣の中心をくりぬき、女王蜂を入れる。周りを働き蜂が何重にも囲み、蜂球を形成して冬の寒さをやり過ごすという。