Free障害者の住みよい環境づくりへ 体験発表など通じ考える/五戸
五戸地区障害者地域生活推進協議会(村越啓一会長)は11日、五戸町立公民館で障害者地域生活推進研修会を開いた。障害者が地域社会の中で安心して働き、生活できる環境づくりについて、参加した施設の利用者や関係者ら25人が一緒に考えた。
体験発表では、利用者を代表して4人が仕事の内容や感想などについて述べた。このうち、同町の就労継続支援A型事業所「心結(こころ)」に勤める綿貫晃(ひかる)さんは「力仕事は大変だが、一生懸命働いている。会社のリンゴジュースを家族や友人が『おいしい』と喜んで飲んでくれるのがうれしい」と語った。
続いて、同町倉石地区の食品加工グループ「カマラードの家」の川岸健代表が、商品の製造における障害者の仕事を報告。主力となっているアップルパイの包装作業で貢献していると述べた。
意見交換では、利用者からより良い仕事をするための努力の仕方や休日の過ごし方などについて質問があり、参加者がそれぞれの立場からアドバイスをした。