Free迅速な救命活動に感謝状 倒れた男性の命救う/八戸消防署
八戸消防署(鳥谷彰署長)は4日、心肺停止に陥った来店客に迅速な救命活動を行ったとして、八戸市の看護師内村美夕さん(31)と、ユニバース根城店(小崎康子店長)に感謝状を贈呈した。
7月18日、同店で買い物中だった県内の70代男性が倒れた。騒ぎを聞いた内村さんはすぐさま駆け付け、男性の呼吸と脈拍を確認し、心肺停止状態に移行する危険を察知。従業員にAED(自動体外式除細動器)の準備を依頼し、男性への胸骨圧迫に取りかかった。
その後従業員と協力し、AEDによる除細動を実施。男性は一命を取り留め、一時入院したものの8月2日に無事退院した。
内村さんは八戸赤十字病院に勤務しており、看護師経験は10年目。鳥谷署長から感謝状を手渡された内村さんは「男性が無事に社会復帰されてうれしい。職場の先輩から日々指導を受けて身に付けた救命技術をいざという場面で発揮できて良かった」と笑顔で話した。小崎店長は「同様の場面で今後も迅速に対応できるように努力していきたい」と気を引き締めていた。