おいらせ町の高校生が町の魅力をＰＲする動画を撮影、編集するプロジェクト「ＬＯＶＥおいらせ～きらりと輝くおいらせ探し～」の成果発表会が１日、イオンモール下田で開かれた。参加した県立百石高生９人が２カ月半かけて制作した動画を町内外の人に公開し、町の文化や観光地を紹介した。

　町への移住、定住促進事業の一環で、高校生に地元の魅力を再確認してもらおうと、町が主催した。イベント運営や起業を支援する三沢市の「ａｎｄ　ｍｏｒｅ」（久慈美穂代表）がプロジェクトを運営。生徒は同社のスタッフらの協力を得ながら動画を制作した。

　発表会では、生徒一人一人が撮影、編集した同町のスポーツ施設や公園などをＰＲする動画を公開。イオンモール下田を訪れた人に向けて、町の魅力を伝えていた。

　町の将棋文化を紹介する動画を公開した同校２年の久慈魁人さん（１７）は「おいらせは将棋が有名だから取り入れた。オリジナルのストーリーを作ることができて良かった」と語った。

　久慈代表は「期間中、生徒の成長を感じることができた。これから就職、進学で県外へ出ても、いつか地元に貢献したいと思ってくれたらうれしい」と期待を込めた。