Free黄金色の「南部達者米」刈り取り 名川小児童が体験/南部町
南部町立名川小(釜田信子校長)の5年生35人が9月29日、同町下名久井の田んぼで、地域ブランド米「南部達者米」の稲刈りを体験した。赤とんぼが飛び交う中、児童は黄金色に染まった稲穂を刈り取り、出来秋の喜びをかみ締めた。
南部達者米は農薬、化学肥料使用を従来の半分以下に抑え、青森県の特別栽培認証を受けたコメ。今年から品種を「はれわたり」とし、5月に田植えを実施。10月上旬から町内での販売と、町内外飲食店での提供を予定している。
この日の収穫対象は24・5アール。児童は長靴で田に降りて、鎌で手刈りに挑戦。最初はぎこちなかったが、徐々に手際良くできるようになった。その後、コンバインによる収穫を見学し、作業の速さに驚きの声を上げた。
家でも農作業の手伝いをしているという梅内瑠理さん(11)は、「稲の下の方を持つことと、鎌で勢いよく刈ることが大事。みんなと稲刈りできて楽しかった」と笑顔を見せた。