Free介護・福祉に関心持って 八学短大がオープンカレッジ
多くの八戸市民に介護・福祉分野への関心を持ってもらおうと、八戸学院大短期大学部介護福祉学科は8~10月、市美術館2階「八戸学院まちなかラボ」でオープンカレッジを開催している。同科の柏葉英美教授が、認知症やヤングケアラーに関する公開講座を計5回実施。高校生や一般市民らが聴講し、理解を深めている。
9月21、30日の「もっと知ろう 認知症(症状編)」では、認知症の主な症状や現状について紹介。90歳以上では約6割の人が罹患(りかん)する誰もがなり得る病だとして、柏葉教授は「認知症に対する偏見をなくし、サポーターではなくパートナーとして患者を支えていくことが大事」と説いた。
岩手県立福岡高3年の大畑柊太さん(17)は「社会福祉士を目指しているので参加した。今後さらに高齢者が増える中で、認知症の早期発見や病に対する偏見をなくしていくことが大事だと感じた」と語った。
残る公開講座は2回で、「もっと知ろう 認知症 ユマニチュード(人間らしさ)について」が10月7日午前10時から、「もっと知ろう ヤングケアラー」が12日午後3時から開催される。各回1時間半で受講無料。
申し込み、問い合わせは柏葉研究室=電話0178(25)2711、ファクス同(25)2729、メールアドレスK-hidemi@jc.hachinohe-u.ac.jp=へ。