Free農水省食堂で青森県産ホタテ 特別メニュー提供開始
東京・霞ケ関の農林水産省の第1食堂で2日、青森県産ホタテを使ったメニューを提供するフェアが始まった。中国による禁輸措置を受けた国内での日本産水産物の消費拡大が目的で、首都圏でも県内水産業者への支援の輪が徐々に広がっている。
フェアは水産業を応援する農水省のキャンペーン「#食べるぜニッポン」などの一環で、中央省庁の食堂の運営受託事業などを手がける「SANKO MARKETING FOODS」(東京)が企画した。ホタテはむつ市の業者から仕入れており、財務省や防衛省の食堂でも特別メニューを提供している。
農水省では同日、ホタテを使ったみそラーメンやドリアなどを販売。注文した職員や来庁者からは「身がやわらかくて、甘みが強い」などと好評を博していた。
同社の担当者は取材に「産地の窮状を伝えるとともに、漁業従事者に貢献できれば」と話した。フェアは13日まで行われる。