Free表情さまざま、能面見に来て 面打ち師・清野さん作品展/三沢

これまでに460面の能面を制作したという清野正雄さん
これまでに460面の能面を制作したという清野正雄さん

三沢市の面打ち師、清野正雄さん(86)が制作した能面の作品展示会が21日、同市新町2丁目の瑞泉寺で始まり、手の込んだ作品に来場者が見入っている。26日まで。

 藤崎町出身の清野さんは、中学校の社会科教員として勤務し、1998年に市立第一中を最後に定年退職。能面の魅力に引かれて面打ち教室に入り、その後は独学で能面作りに没頭してきた。これまでに制作した能面は460面を数え、市内外の寺社に奉納する活動を続けている。

 会場には「般若」や「恵比須(えびす)」、「お多福」など約60面を展示。柔和な表情のものから、怒りを表したものまでさまざまだ。清野さんは「能面は人間の喜怒哀楽や波瀾(はらん)万丈を表す。ぜひ見に来てほしい」と呼びかける。

 入場無料。時間は午前9時~午後4時。

 
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