Free15億円のバイオリン、どんな音? 久慈のこども園で音楽会

15億円というバイオリンで、さまざまな曲を園児に聞かせた永峰高志さん(左)
15億円というバイオリンで、さまざまな曲を園児に聞かせた永峰高志さん(左)

久慈市のくじあさひ認定こども園(末﨑順一園長)で1日、「子どものための音楽会」が行われた。園児92人が、クラシック音楽の普及などに力を入れる音楽家2人による、バイオリンとピアノの生演奏を楽しんだ。

 日頃接する機会の少ない本格的なクラシックに興味を持ってもらおうと、市文化会館アンバーホールが、開館25周年を記念した地域交流事業の一環として開催。奏者は、八戸イカール国際音楽祭のディレクター、アンバーホール芸術監督などを務める永峰高志さんと、青森放送ラジオなどでおなじみの岡田照幸さんが務めた。

 音楽会では、永峰さんが「15億円」という高価なバイオリンで「愛の挨拶(あいさつ)」(エルガー)などを披露。岡田さんはアップライトピアノのカバーを外して曲を演奏し、ハンマーが弦をたたく様子、ペダルを踏んだ際の内部の動き、音の違いなどを分かりやすく説明し、園児も楽しそうに聞き入っていた。

 演奏を聴いた年長の林崎真翔君(5)は「音楽が大好き。演奏は全部すごかったよ」と話した。

 
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