Free小児がんへの理解深めて 八戸市が啓発キャンペーン
9月の「小児がん啓発月間」に合わせ、八戸市は1日、「小児がん普及啓発キャンペーン」を始めた。市総合保健センター1階ロビーの一角に、小児がんの子どもたちを支える活動のシンボルマーク「ゴールドリボン」を飾ったツリーや、小児がんに関するポスターやリーフレットを展示している。7日まで。
市は2月15日の「国際小児がんデー」に合わせた啓発キャンペーンのほか、昨年からは9月にもキャンペーンを行っている。
市すくすく親子健康課によると、市内で小児がんと診断された子どもは今年3月末現在で27人。市内に専門の医療機関はなく、岩手医大病院や弘前大付属病院など遠方の病院に入通院するケースが多いため、子どもだけでなく親の負担も少なくないという。
同課の阿部愛生保健師は「それぞれの立場でできることを考えてもらうきっかけになれば」と話した。
期間中は午後6~11時にかけて、同センターがゴールドにライトアップされるほか、市公式交流サイト(SNS)やデジタルサイネージでキャンペーンをPRする。