Free朝のニュースダイジェスト(8月15日)
【戦後78年 亡き父の足跡をたどる】
むつ市大畑町の元中学校教諭佐藤ミドリさん(79)は、1944年10月31日、南太平洋のブーゲンビル島(現パプアニューギニア)で、大畑町(現むつ市)から出征して亡くなった佐藤正太郎さんの三女。父が戦地で書いた日記を読み解き、亡くなった南の島まで足を運ぶ。戦後78年。物心ついた頃にはこの世にいなかった父と向き合い続けている。
【さくら野百貨店八戸店を分社化】
さくら野百貨店(青森市、石川康宏社長)が、100%子会社の「さくら野八戸」(八戸市)を新設し、八戸店を分社化したことが14日、分かった。理由について「地域ごとの特性に機動的に適応していくため」と説明している。
【墓獅子で先祖の御霊を供養】
八戸市鮫町にある浮木寺の墓地で14日、江戸時代から続く鮫神楽連中の「墓獅子」が披露された。獅子頭の舞と掛け歌が一帯を哀愁たっぷりの雰囲気で包む中、墓参りに訪れた市民は静かに手を合わせて先祖の御霊を供養した。
【空き家の改修通じて町に愛着を】
4月に洋野町の地域おこし協力隊員となった山岸智也さん(30)=埼玉県出身=が、種市商店街近くにある空き家のリノベーションを手がけている。宿泊、交流拠点機能を備えた「多拠点居住施設」とするだけでなく、全国から改修を手伝う人手も有償で集め、洋野への愛着を深めてもらう独自の試みだ。15日からは不足する改修費を募るクラウドファンディング(CF)も開始する。
【青森県職員採用試験の合格者は150人】
青森県人事委員会は14日、2023年度県職員採用試験(大学卒業程度)の最終結果を発表した。受験者は321人(前年度比14人減)で、最終合格者は150人(12人減)。受験倍率は過去最低だった昨年と同じ2・1倍だった。