Free青森県が臨時農業生産情報 台風7号で暴風、大雨の恐れ
青森県「攻めの農林水産業」推進本部は14日、台風7号が接近し、進路によっては県内で暴風や大雨になる可能性があるとして、臨時農業生産情報を出した。地盤が緩み崩壊の恐れがある場所には近寄らないように呼びかけている。
◇事前対策
▽水稲=排水路の清掃や修理を行う。乾風による葉先枯れ、もみの白化や褐変を防ぐため、6センチ前後の深水とする。
▽リンゴ・特産果樹=暴風ネットを張る。リンゴの幼木、ブドウの垣根、ナシ棚、ハウス施設などを補強する。
▽野菜・花卉(かき)・畑作=施設周辺の排水溝を点検する。雨水流入を防ぐために土のうを設置する。
▽畜産=除ふん作業を済ませ、紙袋の飼料などは浸水しない場所に移動する。畜舎などのシャッターや窓は完全に閉める。
◇事後対策
▽水稲=速やかに土砂を取り除き、倒伏時は早く株起こしを行う。
▽リンゴ・特産果樹=果実や葉に付いたごみを洗い落とす。
▽野菜・花卉・畑作=暴風や浸水で損傷した場合は、病気がまん延しないように薬剤を散布する。
▽畜産=畜舎が浸水した場合は、伝染病を予防するため消毒を徹底する。