Free朝のニュースダイジェスト(8月2日)
【八戸三社大祭、「お通り」で歴史絵巻】
約300年の歴史と伝統を誇る青森県南地方最大の祭り、八戸三社大祭は1日、神社の神輿行列と豪華絢爛な山車27台が八戸市中心街を練り歩く「お通り」の合同運行を迎えた。三つの神社行列それぞれに、神話や武者物を題材にした山車が続き、街全体で歴史絵巻を織り成した。4年ぶりとなる合同運行に参加者も観客も気持ちが高まり、盛り上がりは最高潮に達した。
【視力失っても祭り体感】
小児がんなどの影響で視力を失った、おいらせ町出身で、筑波大附属視覚特別支援学校(東京)中等部2年の長者森湧矢さん(13)が1日、小児がんについて啓発しようと、廿六日町山車組の引き子として八戸三社大祭に初めて参加した。
【神社行列、企業など協力】
新型コロナウイルス禍を乗り越え、4年ぶりに神社行列と山車の合同運行が再開した八戸三社大祭。空白期間の影響による人員不足が課題となっていた中、1日の「お通り」では龗神社の行列に地元の企業や事業所が協力し、地域の祭りを下支えした。
【八戸市南郷で「にんじんプロジェクト」】
八戸市南郷で地元農業者による「なんごう夏にんじんプロジェクト」が栽培している夏ニンジンが収穫期を迎えた。有機JAS認証栽培の取り組みは3年目で、品質向上へ試行錯誤している。
【27カ月連続で1倍超え】
青森労働局は1日、青森県内の6月の有効求人倍率(季節調整値)が、前月から0・03ポイント減の1・18倍だったと発表した。1倍超えは27カ月連続。雇用失業情勢は「緩やかに持ち直しているものの、物価上昇などが雇用に与える影響に留意する必要がある」と10カ月連続で判断を据え置いた。