Free座禅体験「・・・・・・」 浄法寺小児童、集中力養う/二戸・福蔵寺

座禅体験に挑戦する児童
座禅体験に挑戦する児童

二戸市の浄法寺ユネスコ協会(山口金男会長)が主催する夏恒例の寺子屋教室が21日、同市浄法寺町の福蔵寺(日向真明住職)で開かれた。市立浄法寺小(浅倉圭校長)の4年生13人が参加し、座禅体験などを通じて集中力を養った。

 同協会は4年生が成人の半分ほどの年齢に当たることから、自立心を育んでもらおうと、毎年夏に教室を企画している。

 児童は日向住職に本堂を案内され、寺の歴史などを聞きながら、興味深そうに見学した。続いて座禅体験に挑戦。手や足の正しい組み方を教わり、背筋をぴんと伸ばして約20分間、静寂の中で心を落ち着かせた。

 日向住職は講話で、地獄と極楽の世界を描いた絵図を見せながら、「罪を犯した人間は、死後に地獄で苦しみを味わう。皆さんは一生懸命勉強し、正しい行いをしてほしい」と説いた。

 藤田晃太郎君(9)は「座禅中は足がしびれたけど、集中できた。住職の教えを守り、悪いことをしないように頑張る」と誓った。

 児童は夕食で、肉を使わない「精進カレー」を味わった。夜は寺周辺で肝試しも楽しんだ。

 
お気に入り登録