Free子どもがICTに触れる機会創出へ/三戸地方未来塾

総会でプログラミング教材「スクラッチ」の操作を体験する松尾和彦会長(右)
総会でプログラミング教材「スクラッチ」の操作を体験する松尾和彦会長(右)

プログラミング教育の推進に取り組む三戸地方未来塾(会長・松尾和彦三戸町長)は本年度、子どもがICT(情報通信技術)に触れる機会創出を活発化させる。小中学生対象のICT(情報通信技術)クラブを三戸、田子両町で実施するほか、夏休み期間中に田子ビジターセンターみろく館で無料ワークショップを実施。それぞれのレベルごとに楽しみながら最先端技術を体験できるようにする。

 ICTクラブは三戸町の小中一貫三戸学園三戸小、田子町のタイムソフトを会場に、タイピングやプログラミングの習熟を図る。みろく館でのワークショップは今月15日から8月19日までの間に計10回行い、小中学生が自由にタイピングやプログラミングを練習できる場を提供する。

 また、同塾事務局のタイムソフト(田子町)は、同町の本町地区集会所に田子ICTクラブの活動拠点(クラブハウス)「アップル・ハウス」を開設する構想を練っている。レッスンの実施回数を増やすことで、ゆとりを持ったカリキュラムを実現し、学習内容を充実させるのが狙いという。

 同社の古田直道プロジェクトマネジャーは「子どもたちが進学し、社会に出ても通用するプログラミング能力を身に付けられる環境を目指したい。クラブハウスの開設はそれに貢献できる」と今後の調整に意欲を見せる。

 7日は三戸町役場で定例総会が開かれ、事業計画などを決定。ICTクラブで使っている小学生向けのプログラミング教材「スクラッチ」の体験もあり、松尾会長ら出席者が操作方法などを確認した。

 
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