Free「ヘルパンギーナ」警報拡大 八戸市・三戸管内を追加
青森県は13日、八戸市・三戸地方保健所管内など新たに3保健所管内で、夏風邪の代表疾患「ヘルパンギーナ」が警報レベルになったと発表した。上十三保健所管内では1定点当たりの報告数が警報の基準値(6・00人)を大きく超える23・17人で4週連続で警報が発令中。飛沫や接触、排せつ物に含まれるウイルスが感染経路となることから、県や八戸市保健所は十分な手洗いなどの予防対策を呼びかけている。
ヘルパンギーナは、毎年5~7月ごろをピークに、主に乳幼児に広がる感染症。38度以上の高熱や、のどに白い水疱性の発疹などの症状が現れる。
県の感染症発生情報(3~9日)によると、県内38の定点医療機関から報告があったのは357人で、前週から187人増加。1定点当たり9・39人となった。
八戸市・三戸地方保健所管内のほかに、今回新たに警報レベルになったのは、五所川原保健所管内と青森市・東地方保健所管内。
上十三を除く保健所管内別の定点報告数は、五所川原8・80人、八戸市・三戸地方8・75人、青森市・東地方が7・57人で警報の基準値を上回った。弘前も5・13人で警報レベルに近づいている。むつは2・50人。