Free海峡サーモンつかみ取り盛況 イベント規模、コロナ禍前に/むつ・大畑漁港
むつ市の大畑漁港で18日、第30回大畑海峡サーモン祭りが開かれた。昨年は実施しなかったサーモンのつかみ取りと一本釣りを復活させるなど、イベントの規模を新型コロナウイルス感染拡大前の規模に回復。好天に恵まれ、市内外から訪れた大勢の来場者でにぎわった。
津軽海峡で養殖された市のブランド魚「海峡サーモン」のPRが狙い。養殖を手がける北彩漁業生産組合(濱田勇一郎組合長)などで組織する実行委員会が、毎年6月ごろに実施。年々人気が高まり、コロナ禍前は1万人以上の来場者があった。しかし、コロナ禍で2020、21年は中止。22年は規模を縮小して開かれた。
会場は旬のブランド魚目当てに足を運んだ大勢の来場者で終日、ごった返した。つかみ取りでは、参加した子どもが水しぶきを上げながら、生きの良いサーモンを追いかけていた。
野辺地町から父と訪れた淺水温太ちゃん(5)は、時には首まで水に漬かるなどして魚を捕獲。「水が冷たく気持ち良かった。魚は大きくてびくびくしてた。もう1回やりたい」と大喜びだった。
一本釣りやたもすくい、サーモンレース、即売会といった各コーナーも長蛇の列ができた。主催者側は「人出もコロナ禍前に戻っている」と手応えを語った。