Free初のオンライン交流 お遊戯や歌、クイズ楽しく 三戸の園児と豪タムワース市

オンライン交流で動物の鳴き声クイズを出す園児ら
オンライン交流で動物の鳴き声クイズを出す園児ら

三戸町の認定こども園ミューズ保育園で16日、町の姉妹都市であるオーストラリア・タムワース市とのオンライン交流が初めて行われた。同市側は図書館の親子サークル参加者が登場し、互いにお遊戯や歌を披露。国際文化に親しみながら絆を深めた。

 交流会は1月、町公式訪問団が同市に派遣されたのがきっかけ。松尾和彦町長ら団員が現地の図書館で親子サークルの活動を視察し、三戸の幼児とオンラインで交流するアイデアが生まれた。

 高校時代に交換留学で同市に滞在し、公式訪問団にも参加した栗谷川柳子町議(51)は「せっかくの姉妹都市のつながりなので、子どもたちや住民まで交流を広げたかった」と発案の経緯を説明。「互いの保護者や子どもの刺激になり、それが世界や夢が広がるきっかけにもなる」と意義を強調する。

 この日はミューズ保育園の年長児18人が参加。スクリーンに映し出されたタムワース側の参加者とあいさつを交わし、お遊戯や歌、動物の鳴き声クイズなどを楽しんだ。

 年長の坂本彩莉さん(5)は「一緒に歌を歌うのが楽しかった。上手に歌えたよ」と笑顔を見せた。

 町は本年度、同保育園で4回、いずみ幼稚園で2回のオンライン交流を行う予定。ノウハウを蓄積した上で、町内小学校での実施も目指すという。

 会場で園児の様子を見守った松尾町長は「双方の子どもが互いの文化に触れることは国際親善だけでなく、未来につながる経験になる。今後は交流に必要なデジタル機器の整備も検討したい」と事業推進に意欲を見せた。

………………………………………

※地域のニュースはデーリー東北で。まずはアプリをダウンロードしてお試しください。無料コンテンツもたくさんあります。
https://www.daily-tohoku.news/user-guide-app

 
お気に入り登録