首都圏と三沢市を結ぶ高速夜行バス「ＭＥＸ三沢」について、運行する岩手県北自動車（盛岡市）は２９日、発着地を十和田市内に延伸すると発表した。６月１日出発便から、同市中心街にある公共交通拠点「市まちなか交通広場」に乗り入れる。

　ＭＥＸ三沢は、三沢と東京・新宿や千葉・舞浜を約１２時間でつなぐ高速夜行バス。八戸駅や盛岡駅なども経由する。

　ルートの十和田市への延伸は、新型コロナウイルスの落ち着きに伴う観光需要の回復などを見据え、利用者の利便性向上を図るのが目的。市まちなか交通広場への乗り入れに伴い、同市の北里大獣医学部付近に新たな停留所も設置する。

　６月１日～７月１２日は、記念キャンペーンを展開。同市内からの乗降限定で、片道４８００～１万１２００円の運賃を３５００～６８００円とする。

　同社は「設備も充実している。この機会にぜひ利用してほしい」とアピールしている。

　ＭＥＸ三沢のルート延伸により、昨年４月に供用開始となった市まちなか交通広場に乗り入れる高速バスは３系統となる。