Free浜風受けて爽やかラン 八戸うみねこマラソン 4年ぶり
「走るあなたが主役です」をスローガンに、第42回八戸うみねこマラソン全国大会(デーリー東北新聞社、青森陸上競技協会、八戸市陸上競技協会主催)が21日、八戸市新湊3丁目の館鼻岸壁付近を発着点に行われた。距離、年代、性別で分かれた計21部門に全国22都道府県から4108人がエントリー。曇天ながら雲間から日の光が差し込むマラソン日和となり、4年ぶりにランナーが潮騒路を駆け抜けた。
開会式では、デーリー東北新聞社の荒瀬潔社長が「事前の予想を遥かに上回るエントリー数で、再開が待ち望まれていたことを実感した」とあいさつ。来賓の熊谷雄一市長は「日頃の練習の成果を発揮し、それぞれの目標を達成してほしい」とエールを送った。
選手を代表し、市内の小学生アイスホッケークラブ「湊シーガルズ」の児童5人が「歴史あるうみねこマラソンを力強く走り、頑張る仲間と共に走れることへの感謝を忘れず、最後まで走り抜くことを誓う」と宣誓した。
今大会では、種差海岸の三陸復興国立公園指定10周年を記念し、ゼッケンの下二桁が「10」となった人に抽選で特別賞を進呈した。
この日の八戸は午前10時で気温17・0度で、正午近くには20度を記録。懸念された雨は降らず、新緑の海岸線には、浜風を受けながら力いっぱいに走る参加者の姿が見られた。