Free大型無人機の試験運用開始 海自八戸、5月9日から
海上自衛隊は5月9日から、八戸航空基地で大型無人航空機「シーガーディアン」(MQ―9B)の試験運用を開始する。期間は来年度までとしており、運用の成果を検討した上で配備するか判断する。
無人機は米ジェネラル・アトミクス社製で全長11・7メートル、幅24・0メートル。海上保安庁が昨年10月に同基地で運用をスタートした機体と同型。海上幕僚監部の広報によると、海自は同社から提供された別の機体で試験運用する。
試験運用は有人機で行っている警戒、監視の任務を将来的に代替できるかを検証するために行うという。大型無人機は24時間以上の航行が可能で、監視や偵察能力に優れる上、有人機に比べて省力化できるのが強みだ。
海自と海保は、収集した全ての情報を双方が共有する方向で調整している。