Free商業捕鯨、週内にもスタート 八戸港拠点、きょう2隻入港

八戸港では昨年、4頭のミンククジラが水揚げされた=2022年4月29日
八戸港では昨年、4頭のミンククジラが水揚げされた=2022年4月29日

八戸港を拠点に毎年行われている商業捕鯨が、早ければ週内にも始まる見通しであることが18日、関係者への取材で分かった。小型捕鯨船2隻が19日に同港へ到着し、海況を見て操業を始める。

 商業捕鯨は、日本が国際捕鯨委員会(IWC)を脱退した2019年夏に31年ぶりに再開。以降、八戸港を拠点とした操業が行われ、昨季(4月下旬~5月下旬)は同港に4頭、大畑港(むつ市)に18頭のミンククジラを水揚げした。

 八戸市内には鯨体処理場があり、鯨肉は例年、市内小売店などでも流通している。

 市場関係者らによると、入港するのは外房捕鯨(千葉県南房総市)の「第51純友丸」、太地町漁協(和歌山県太地町)の「第7勝丸」。これまでは北海道網走沖で操業していた。

 外房捕鯨鮎川事業所の大壁孝之事業所長は取材に「2カ月程度は八戸を拠点として操業する予定。40頭の水揚げを目標に頑張りたい」と述べた。

 
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