Free八戸ワインに合う食事は? 愛好家、生産者ら意見交換
八戸ワインに親しむ機会を創出し、地域の魅力発信につなげようと、八戸市は14日、同市のジャズの館南郷で「八戸ワインカレッジ」を開いた。参加した14人は、ワインと料理を堪能し、八戸圏域のPRについて考えを深めた。
同イベントは2018年から実施しており、今回は愛好家のほか生産者も出席。青森県産のワインや食事が振る舞われた。講師は澤内醸造代表の澤内昭宏さんと、はちのへワイナリー工場長の白戸義徳さんが務めた。
澤内さんは、食事に合わせたワインの選び方などを解説。八戸ワインはまだ成長途上で、「個性が出てくるのが楽しみ。八戸の誘客につなげたい」と意欲を語った。
白戸さんは、全国展開や輸出拡大を目標に掲げた。「ブドウの収穫量増が不可欠。生産者らと連携し、八戸の海外発信を盛り上げていく」と力を込めた。
ナイアガラ種などを約10年栽培している舘長作さん(65)は「育てたブドウからできたワインの味わいが分かった」と舌鼓。現在も試行錯誤を続けており、「風土に合った、将来性があるものを見極めて生産していけたら」と話した。